DABOとMARIEが深夜にワイ談 ~東京弐拾伍時の大人の座談会~
日本ヒップホップ界を代表する伊達男“DABO”と、日本レゲエ界を代表する美魔女“BAD GYAL MARIE”が、レゲエ「ならでは」のあのセクシーな踊りについて、徹底討論!「“ワイニー”って何?」「レゲエのHな踊り?」「RIHANNAとかがMVで踊ってるやつ?」…今日は日本のレゲエ、ヒップホップ界を代表する兄貴と姉御に、今一度“ワイニー”について熱く語り合ってもらったぜ!実は深~い“ワイニー”の世界!これを読まなきゃ女子の腰に手は回せない!
HDM:DABOさんと言えば、日本のヒップホップシーンを代表するラッパーな訳ですが、実はレゲエもかなり好きだと。本題に入る前に、そんなDABOさんがレゲエと出会ったキッカケはなんだったんでしょう?
DABO:中高生ぐらいの頃に古着が流行って、古着屋を巡ってるとダンスホールがかかってる、ってパターンが多かったんですよね。もうすでにヒップホップにはハマってたんだけど、「あ、こーいうの好きー!」って思って。当時DEPTって大きい古着屋があったんだけど、そこにSHABBA(RANKS)の『AS RAW AS EVER』のポスターが貼ってあって、それでSHABBAも知ったし。そーいうのがキッカケだったかな?
HDM:当時はその『AS RAW AS EVER』でもKRS-ONEとのコンビチューン『THE JAM』が収録されてたりして、ヒップホップとレゲエが自然と混ざり合ってた時代ですよね。
DABO:流行ったっすよね。レゲエとヒップホップのフュージョンみたいのが。
HDM:THE NOTORIOUS B.I.Gもデビュー前にSUPER CATの曲に参加してたりとか。
MARIE:そうですね、ビギーもジャマイカ系ですもんね。移民がいっぱいいてそれで混ざった、っていうのもあるんですかね?
DABO:NYは多いもんね、カリビアンのラッパーが。BUSTA(RHYMES)とか、HEAVY Dもそうだし。普通に両方聴いてたね、ヒップホップもレゲエも。
HDM:当時の“現場”はどんな感じだったんですか?
DABO:最初はあんまり…レゲエの現場はその頃恐かったんで(笑)。まぁ行くのはちょっと恐かったんだけど、だんだんヒップホップとレゲエのシーンが近くなってきて。まぁ俺はもともとレゲエ好きだから、レゲエの現場だけどヒップホップの人間として入りやすくなってきて、西麻布周辺とかハシゴしまくれたから。クラジャマ(クラブジャマイカ)もあったし。ヒップホップの人もレゲエの人もマイクがあったら歌って…みたいな。毎晩ぐるぐるぐるぐるしてた。
MARIE:青春ですね。
HDM:それで、伝説のコンピアルバム『PREMIUM MAGIC』で唯一のラッパーとして参加…ということに繋がるわけですね。
DABO:唯一だったっけ?
HDM:唯一です。DABOさんが凄いのは、ただ1人ヒップホップ界からの参戦なのに、一緒に収録されてるRANKIN(TAXI)さんやらTAKAFINさんを向こうに回して『PREMIUM MAGIC』っていうアルバムタイトル曲をやってるっていう。
DABO:俺の曲名が気づいたらコンピ名になってたっていう…アレです(笑)。
MARIE:なるほど!ジャマイカでも1番ヒットしそうな曲をリディム名にしたりするから、やっぱりそれだけ良かったんじゃないですか?
HDM:当時からダンスホールシーンでもかなり注目されてたってことですよね。
DABO:まぁそのぐらいの頃とかレゲエの現場に居過ぎて、「DABOはもうこっち(レゲエ)に来ちゃえよ」って、色んな人から言われて(笑)。何なら本当に迷ってたぐらいの時期で。だから曲に誘うのも、イベントに誘うのも、別にラッパーだけどあんま抵抗ないっていうか。みんな普通に仲良くしてくれたっすね。
HDM:ところで、本日の対談相手のBAD GYAL MARIEさんも今やダンスホールレゲエの分野では世界的な存在になられて、先日プロデュースしたALKALINEの曲『12PM』はYouTubeにアップされて1カ月を待たずに再生回数100万回(※2017年6月末の時点で820万回再生)。を突破!というハンパないことになってますが…。
DABO:凄い!
MARIE:まぐれまぐれ。奇跡奇跡(笑)。
HDM:でもそんなMARIEさんも元々は日本語ラップが好きで、そこからブラックミュージックにはまっていったんですよね。
MARIE:そうです!高校生の頃にヒップホップが凄い好きで。DABO君のステージも普通にその頃から観てました。
HDM:最初に会った時のこととか覚えてますか?
MARIE:もう最初に会った時のことは…覚えてない(笑)。いつか分かんないですよね。
DABO:分かんないねー。
MARIE:だってDABO君はレゲエのダンスにいるから! 凄い自然な感じでお知り合いになったというか…。
DABO:スルっと知り合った感じがする。
MARIE:スルっとHARLEMあたりで知り合った感じですよね(笑)。
HDM:それぐらい昔から自然にリンクしてたんですね!………さて、昨年2016年といえば、レゲエ、ジャマイカンミュージックをサンプリングした楽曲が軒並みビルボードチャートの上位にランクインするという現象が巻き起こりましたが、特にRIHANNA feat. DRAKEの『WORK』という曲が、9週連続全米1位を獲得するなど大ヒットを飛ばしましたよね。2人が妖艶な“ワイニーダンス”を披露するMVも大変話題になりましたが、YouTubeでは現在、MVの再生回数が8億回を突破しています。
DABO:8億とか凄いね(笑)。
MARIE:凄い…ケタ違い。
HDM:で、今回はそれだけ世界中から注目を集めている「“ワイニー”とは一体なんなのか!?」と。日本のレゲエとヒップホップ界を代表するニーヤンとネーヤンを招いて、いっちょうワイニー談義…略して「ワイ談」をしてもらおうじゃないかと。そう思い立ってこの企画を立案してみたんですよね。で、まずは「ワイニーとは何ぞや!?」というのを読者に説明しなきゃと思うんですが、そもそも黒人さんたちは何でまたあんなセクシーなダンスをするんでしょうか?その辺、ジャマイカ在住10年に達しようとしているMARIEさんにわかりやすく教えてもらえたら。
MARIE:いやー、あれはもう本能です(笑)。
HDM:本能ですか(笑)!
MARIE:あの人たちは本当、何十年前も前から、それこそ奴隷時代から音が鳴ると“ワイニー”なんです。“血”なんだと思うんですよ。話それるんですけど、うちのハーフの娘が今6歳で、(教育に悪いから)ダンスの映像も絶対見せないようにしてるし、ダンスも行ったことないからワイニーなんて知ってるはずがないのに、やっぱ『WORK』とか聴くとワイニーをするんですよ。6歳の子が!
DABO:ちゃんともうそれっぽい動きするんだね。
MARIE:だからこれはもう血なんだなーと。まぁあとダンスホールにね、男女の曲が多いからっていうのもあるし。それで感情が高ぶって踊る、っていうのもね、自然な彼らのライフスタイルだと思うし。つまり“ワイニー”は“カルチャー”なのだ!
HDM:まぁでもアレですよね。ただ単にマネすればいいってものでもないですよね(笑)。
MARIE:そうですね。だからダンス教室で習った白人の子がワイニーしてるのを見るのと、ゲットーのおばちゃんがワイニーしてるのを見るのとでは、段違いにゲットーのおばちゃんがワイニーしてる方がカッコいいのはやっぱりそれなのかと。
HDM:そして今日はワイニーにまつわる面白エピソードなども是非おふたりにお聞きしたいと思っております。DABOさん何かありますでしょうか?
DABO:うーん、まあ大したことのない軽い話なんだけど(笑)、ある時、麻布十番かどこだかでやってたイベントに顔出したことがあって。ヒップホップとオールジャンルみたいなイベントで何でもかかってたんだけど、レゲエを誰かがかけ出した時に、特別レゲエ客がいるような現場じゃなかったんだけど、「ワー!」って盛り上がって。で、みんなワイニーっぽい雰囲気になって。俺は「うわースゲェな。時代も変わったなー」って気持ちで見てて…したら、ブースにしがみついてケツを突き出してる女の子が俺のとこ来て、「ワイニーしていいよ♡」って言ってきたっていう。
MARIE:上から(笑)。
DABO:「それぐらいカジュアルになったんだなー、ワイニーって」と思ったっていう話ですね。
MARIE:壁にしがみついてお尻を突き出してる女の子もねぇ、昔だったらそんな人はなかなかオールジャンルのイベントにはいなかったと思うし。
DABO:ある程度の若い世代はヒップホップの人もワイニーの仕方みたいのは何となく分かってるけど、それより上になっちゃうと、レゲエかじってる人以外はヒップホップのフード被ってこういう…女っ気ない感じのノリ方しか知らないから。
MARIE:めっちゃ分かりますそれ(笑)。
DABO:みんなハードコアなシャイガイばっかだから(笑)。女との絡み方とか分かんないと思う。
MARIE:でも今トワーク(お尻を激しく振るダンス)とか流行ったからあれじゃないですか、ヒップホップの方も。
DABO:RIHANNAとかデカいよね!
MARIE:絶対デカい。見ててかわいいし。みんなマネしたいって思うのは自然じゃないかなって思う。
HDM:ちなみに先ほどのお話でも出てきたんですけど、MARIEさんは遠くジャマイカの地で結婚&ご出産されてて。これはママに聴いていい質問かわからないんですけど(笑)、何か激ヤバいワイニー話があったら是非教えてください!
MARIE:いっぱいありますよー(笑)。前にソロバン君のブログインタビューでも1度話したことがあるんですけど…ジャマイカっておじさんがワイニー巧いんですよ。おじさんはもう操り方とかも巧くて、結構おじさんと踊るのが好きなんですけど。ある日すごいワインがフィットするおじさんに出会ってですね、「あー、このおじさんは早いのも遅いのもリードしてくれてヤバい!」って思ってたら、何かお尻にですね、すごく硬いものが当たるんですよ。「何だろう…」って思ってたら、おじさんがシレーっとした顔で「あーゴメンゴメン、俺の銃が当たってたね~」って言ってきて「うわー!」みたいな。
DABO:リアルガンだったんですね(笑)。
MARIE:「ごめんね~」って舎弟みたいな人に銃を預けてました。でもこの人はギャングスタのボスとかだから、色んな女との経験があるから、ワインが巧いんだー!って妙に納得しました。
DABO:モテてきた人はワインが巧い、みたいな。
MARIE:そうです(笑)。で、「女の子の扱いが巧い人=ワインが巧い」みたいなとこまでちょっと考えました。
DABO:あると思います(笑)。
HDM:若者たちが初めてダンスホールに行った時の為に!何かワイニーに対するアドバイスをですね、是非おふたりからいただけたら。そうですね…上京したばかりの大学1年生が初めてダンスに…たとえば『カリビアンサンデー』に行ったとしましょう!何か、「こんな風にワイニーしたらギャルは喜ぶぞ!」とかありますか?
DABO:めっちゃ普通のことだけど、何か1杯買ってあげて、そっからバーカンで「スッ!」と始まるみたいのが格好いいんじゃないかな?
MARIE:間違いないですそれ!
DABO:その後またフロアに「スッ!」と消えていく人とか見ててカッコいいし。遊び慣れてんなーと思うね、そういう人見てると。
HDM:MARIEさん、女性からしたらどうですか?
MARIE:まあ、とりあえず曲を知ろうっていう。当たり前のことだけど一晩の中でワイニーの時間とそうじゃない時間があるから。凄いバッドマンチューンがかかってるのにワイニーされても踊れないじゃない。「違う!今は違う~!」みたいな(笑)。例え曲を知らなくても、女の子が曲を聴いてそういう雰囲気を出してる時だったら、ワイニーできる確率はぐっと上がるわけで。そこをね、わかって欲しいなっていうか。
HDM:「こういう風に男性が振る舞ってくれたら嬉しいな!」とかありますか?
MARIE:うーん…別に誰としたいって訳じゃなくて、ダンスホールにいる女の子ってその曲が凄く好きで、思わず踊ってしまってるわけだから。そこで「あー! 俺もこの曲好きー!」みたいな感じだったら凄くいいと思う。
DABO:実際に現場でたまにあるけど、例えば俺がいました、MARIEがいました。で、パッて会った時に…気になる人同士で、その瞬間に大好きなあの曲がかかって「凄くロマンチックになっちゃう!」って現象があるじゃん。
MARIE:超ありますよね!「わざとやってんのかな?」って思うぐらいな。不思議現象(笑)。
HDM:本当、DJとかサウンドマンって大事な存在ですよね。
MARIE:超大事です。コバ君(ASIAN STAR)のMCは踊ってしまいますからね。どんな女の子も。初心者の子とかでも踊らすのが超上手いんだから、コバ君は! 恥ずかしいとかをなくすの。
HDM:間違いないですね。「ASIAN STARを使ってぇ、もしかしたらセーックス!」
MARIE:そうそれ!天才ですね。コバ君は(笑)。
DABO:お客さんを巻き込むのが巧い人がやってると勝手にこっちも楽しくなっちゃうよね。アーリーとかで若いセレクターの子が何か恥ずかしそうにやってるのを見ると違うスイッチ入って、見守りモードになっちゃう。
MARIE:それはワイニーにも通じるんじゃないですか?やっぱ恥ずかしがってたらダメだし、恥を捨ててくのも大事なんじゃ、大学1年生は。
DABO:「DON’T BE SHY」ですよ。
MARIE:「DON’T BE SHY」です!
HDM:なるほど。じゃあ「DON’T BE SHY」になったら、もしかしたらセックスもあり得るかもってことですかね?
MARIE:そうです!
HDM:ありがとうございます(笑)。
DABO:周りがみんなやってたら、「ワイニー?何かわかんないけど俺もー!」って。やりやすいと思うしね。
HDM:カリサン行ったら勇気を出して君もワイニーしてみろと。では突然ですが、ここで編集部にお便りが届いております。えー、読み上げてもよろしいでしょうか…札付兄貴に質問です。
「今まで、あまたの美女とワイニーをしてきたと思いますが、マジワイニーと義理ワイニーの境界線を教えてください(栃木県/切ない気持ちのゴミ捨て場さん)」
DABO:どうなんですかね(笑)。まぁでも「マジワイニー」「義理ワイニー」あると思います。「ノリワイニー」とか。
MARIE:ノリワイニー(笑)。
DABO:結局それは「長さ」に比例すると思ってて。ノリノリになってる子とかって一瞬義理ワイニーくれたりするから。そんで1分2分踊って、「何か飲むー?」とか言って、短い。マジワイニーだともっと長くなっちゃうから。
HDM:ちなみにその、ワイニー時に「あ、何かこの子マジなんじゃね…」みたいな仕草ってあったりするんですか?
DABO:どうなんだろうね。それはもうバイブス(笑)。
HDM:バイブス(笑)。
MARIE:まあでも酔ってるだけってパターンもあったりするし。紙一重!
HDM:難しいですね…まとめますと「5分以上の濃厚なワイニーだったらマジワイニーの可能性が高い」と!
DABO:それか、酔ってるか!
MARIE:酒ワイニー(笑)。
HDM:ではお次ですね、BAD GYAL MARIEさんに質問が届いております。
「もしワイニーをするなら“ワイニーはめっちゃ巧いけどブサメン”“ワイニーは下手だけどイケメン”究極の選択でどっちがいいですか?(北海道/BAD BOY MASAOさん)」
MARIE:うーん…どっちもいいな(笑)。
DABO:ほう。
MARIE:もしワイニーが下手な人だったら別に立っててもいいわけ。私がリードするから!立って喰らってればいいわけ、私のワイニーに。でもワイニーが巧い人とのワイニーももちろん楽しいしね、スポーツ的楽しさ!ブサメンとかイケメンとかじゃなくどっちも楽しめます。
HDM:どっちも料理できると(笑)。
MARIE:まあ、私ぐらいになれば!
一同:(爆笑)
HDM:えーでは、おふたりに「ワイニーこの1曲!」っていうのを聞いていこうと思うんですけど。
DABO:あり過ぎて困っちゃうよね。
HDM:あ、もう全然数曲でも!例えば今日の気分だと何でしょうね?
DABO:うーん…(しばし沈黙)。『GIVE ME A TRY』(SIZZLA)とか。今パッと思いついたのはそれかな?
MARIE:超意外。何かエモーショナルワインですね。
DABO:そうなんですよね。何か色んなベクトルのワイニーがあるじゃないですか。「エモワイニー」とか「エロワイニー」とか「ラブワイニー」とか。だし…MARIEさんは?
MARIE:振られた(笑)。そうですねー…私も1曲は選ぶの超大変だけど、でもR.KELLYが本当に、本当に、凄い好きで。何かあの人の曲ってただワインじゃなくて、めっちゃストーリーじゃないですか。彼が曲の中で超エロいストーリーを展開していくのがたまらなく好きで。R KELLY全般はほとんど全部踊れるんですけど、そうだなー、でも『BUMP AND GRIND』かな。あれも最初から超ストーリーじゃん。「ダメだけどしたい!あ~もう♡」みたいな。後はすべてのVYBZ KARTELのギャルチューンかな!
HDM:これも「今日の気分でカーテルで1曲」って言われたら何ですか?
MARIE:『Love it』ですね。実は自分がプロデュースしてこの前リリースした曲で、ジャマイカの現場では既にヒット中で、YouTubeもそろそろ300万回突破という。いや~嬉しいです。
HDM:今ジャマイカで1番人気のあるアーティストをプロデュースしたのはもちろん、カーテルは今獄中にいるのに、というのも凄いですね。MARIEさんは自他共に認める日本一のVYBZ KARTELファンという話も有名ですし。
MARIE:そうなんです!リリックの天才度、世界観、変態度、全てが大好きです。そんなカーテル様をプロデュースという夢が実現したわけですが、もちろん私がプロデュースするなら「エロいギャルチューンだろ」ということで、世界中のギャルの期待を裏切らない仕上がりになっております。
HDM:リリックはどんな内容なんですか?
MARIE:内容はズバリSEXのことで、「me mek yuh breath stop when yuh get cock=君の息が止まるくらいエロいことをしよう」とか…「big long cocky dat stop yuh pressure=君のストレスも俺のビックでロングな〇〇〇で吹き飛ぶぜ」とか…ちょっと直訳するとイメージを壊しそうであれなんですけど(笑)、とにかく聴いてみて下さい!ちなみに先日、MAJOR LAZERのWALSHY FIREとEDM界の注目株BAD ROYALによるリミックスも完成して、現在絶賛発売中です。こちらはエモーショナルなトラックにこのエロいリリックが乗ってて、そのアンバランス感が絶妙な自信作です!
HDM:おふたりは現場で、「初めてワイニーした時のこと」とかって覚えてますか?
DABO:どーすかねー!まあ…覚えてなくもないけど…多分かなり若かったと思うし、酔っ払った勢いでのやけくそワイニーだったと思うんで、そんなに細かいディテールは覚えてないんだけど。まあレゲエの現場によく行ってたから。で、そこにはレゲエ独特の、昔のイカついお姐さんたちがいて、俺は若いのにちゃん付けで呼んだりして、馴れ馴れしくさせてもらってたんだけど、そんなお姐さんたちに踊らせてもらったのが、多分最初だと思う。
MARIE:めちゃめちゃいい先生じゃないですか!
HDM:良い話ですね…。どうですか、心境的にはその…ドキドキしたと申しますか。
DABO:酔っ払ってるんであんま覚えてないけど(笑)、凄く良かった思い出として残ってる。カッコよかったんで、姐さんたちが!
HDM:MARIEさんの初ワイニーはどんな感じだったんですか?
MARIE:うーん、それまでもクラブで男の子と踊ったりとかはあったけど、本当にワイニーをしたのは、HEMO+MOOFIREさんが昔Bx CAFEでやってた『ESCAPE 2 DANCEHALL』っていうダンスが最初だと思う。そのダンスが朝方、SLOW JAMをかけるんですよ、10曲ぐらい。電気を真っ暗にして。そう、粋な演出だったの。それもジャマイカぽくて凄いカッコよくて。暗闇で人目を気にせず10曲踊りましょうみたいな、ちょっとキスしてる人とかもいたりして。その時に踊ったのが多分最初?のワイニーかな。
HDM:どうですか、ドキドキしました?
MARIE:うーん、かかってる曲にドキドキしてたかな(笑)。
HDM:ああ、曲にね…(笑)。では、そろそろ〆の質問をしていこうと思います。ズバリ、「おふたりにとって“ワイニー”とは!?」一言で表現すると何でしょうか?
DABO:求愛ダンスですかね。基本そうだと思います。
HDM:ありがとうございます!では、MARIEさんは?
MARIE:コミュニケーションですかね。社交場のコミュニケーション。
HDM:そのココロは?
MARIE:そのココロはとかやめてよ(笑)。まぁだから、ダンスホールが好きな人がみんな自然にやることというか。ワイニーしたからってその後に喋らなきゃとかもないし、その後に電話番号教えなきゃとか、別にそういうのでもなく、自然なコミュニケーション。だと思います。でも実は私、DABO君がワイニーしてるとこ見たことないですよ?
DABO:俺は結構「コソニー」なんで(笑)。
MARIE:「隠れワイニー」してるんですか(笑)。
HDM:でもカリサンによく行く女子に聞くと、DABOさんはかなりワイニーが巧いらしいですよ(笑)!
DABO:え、だったら嬉しいです(笑)。
HDM:では最後に、何か伝えたいことなどあれば。
DABO:えっーと、色々制作中なんで、また報告しまーす!
MARIE:私は7~8月に日本ツアーをやります。全国各地回る予定なので、詳しくはインスタ、ツイッターをフォローして頂けたらと思います。7月後半にはMEDZのリミックスを毎回手がけてくれている、MAJOR LAZERのWALSHY FIREとツアーもやります。EDM、ヒップホップが好きな方も楽しめると思うので、是非遊びに来て欲しいですね!
HDM:め、MAJOR LAZER!まさか最後にこんなサプライズがあるとは(笑)。おふたりとも今日は本当にありがとうございました!
MARIE:めちゃめちゃ楽しかったです。話し足りないぐらいでしたので、今度日本に帰ったらDABO君呑みに行きましょう。カリサンの前に!
DABO:うん、遊ぼー!
MARIE:カリサンの前に呑み行って、カリサンに行こー!
EVENT INFORMATION

『ARE U READY TO MEDZ IN SUMMER ?』
WALSHY FIRE(from MAJOR LZAER)JAPAN TOUR
Supported by MEDZ MUSIC
東京:7月24日(月)@SOUND MUSEUM VISION
札幌:7月26日(水)@alife sapporo
大阪:7月29日(土)@club JOULE