EDGE OF SPIRIT|2年の活動休止を経て復活するEOSのこれまでの軌跡

interview by MASASHI UKISHIRO photo by CAZROW AOKI

 

HDM:結成の翌年、1998年に初の音源『NO PAIN, NO GAIN』をSTRAIGHT SAVAGE STYLEと共に出してるけど、彼らとの出会いや、今思うとシーン最盛期だった当時の様子も聞かせて。

SHO:当時アメ村の靴屋で働いてたんやけど、そこでアキラ(STREIGHT SAVAGE STYLE / Gu.)に着ていたTシャツか何かで声をかけられて話してたら、同じハードコアバンドをやっていたりだとか何かと話が合って、「今晩俺の仲間が集まって飯くうからおいでや」って誘われて行ったら、SXSXSのみんながいて。んで、すぐ仲良くなって。そこからはクラブ遊びに行くのも一緒、ライブ観に行くのも一緒。それでライブ一緒にやろうやって初めて自主企画したのが『MASS UPTIGHT SCREAMING』。当時は大阪にはHARDCORE BREAK OUTがバチっとシーン確立させてて、神戸にはJOHN HOLMEZやAGE LIMIT 20(のちのDYINGRACE)がいて。でも逆を返せばそれだけしかいなかった感じやったから、「若手の枠空いてるやん」「好き勝手やってエエんちゃうん」的な感じでストサベと始めた。で、同じ時期くらいに京都でCRANK、奈良でCRAP HOUSE、滋賀でJIM HOLEとかが活動を始めて、関西のシーンが盛り上がっていった時代やな。イベントも客入ったし、スプリットもアッという間に売れたから、当時は「そんなもんなんや」って正直思ってた。

 

HDM:当時のバンドのマインドはどの方向に向いてた?

SHO:まだ漠然と活動をしてたかな。でもこのあと、1998年9月に『STRONGER THAN BEFORE』っていうSONY企画のライブビデオのシューティングがあって、そのころぐらいからかな、バンドとして意識し始めたのは。「一生懸命やったらおもしろいかもしれん」って。「一生懸命やったら年上のバンドに勝てるかもしれん」って。

 

HDM:漠然とやりつつも、やっぱ闘争心というか対抗心というか、そこは常にあったんや。

SHO:もちろんもちろん。それしか考えてなかった。BREAK OUTにしてもJOHN HOLMEZやDYINGRACEにしても、キャリアで10年ほどの差があって。ライブをやってもクオリティがやっぱりぜんぜん違うくて、認めたくはないけど負けてる部分がいっぱいあって。10年の差を埋めるには、10倍の練習と10倍のライブしかないかもしれんって思い始めたのがこのころ。

 

HDM:で、その経緯でSONYと契約して1stアルバム『Screaming for the Truth』を発売するわけや。

SHO:うん、『STRONGER THAN BEFORE』のときに観に来ていたSONYのプロデューサーに声をかけられて、アルバム作らへんかと。

 

HDM:声かけられたときはどうだった?ハタチそこそこのクソガキだった俺らのまわりから初めてメジャー契約するバンドがでるって、自分のことのようにドキドキしたのを思いだした。

SHO:でも俺たち自身はそこまで驚きはなかったかな。実際手応えもあったし、ほかのバンドとは毛色が違うのも理解してたし、俺らのほうがおもしろいってのも思ってたから。でもこのタイミングからまわりに大人が増えだして、そこから一気にちゃんと(バンドを)やらなあかん雰囲気になっていったかな。とにかく毎日スタジオ入って練習してたし、3日に1回ライブやってたし。今でも技術的な面や精神的な面で礎になっているのがこの時期。とにかく激しかった。

 

HDM:どういう意味で?

SHO:このときJOHN HOLMEZとツーマンでかなりタイトな全国ツアーに出るんやけど、アウェイでその土地のバンドに毎日勝ち続けていかなければいけないこと。俺たちのやっている音楽は勝ち負けやから。ツアー先でいろんな出会いが増える反面、おもしろくないヤツとの出会いも増えるから揉め事が絶えないこと。地方呼ばれても今みたいに歓迎されるんじゃなくて、呼んでるくせに妙にピリついてたりとか。広島でのライブのときは演奏止めて、「文句あるんやったらかかってこいカス!」ってなったこともある(笑)。まあでもそれもハードコアの醍醐味というか、当時はそういう雰囲気があったな。そういった勝つための精神性、人との向き合い方、イベントもやりまくってたから、どうやって宣伝して人を集めるんやとか、バンドにどうやってギャラを払うんやとか、レコーディングのやり方も含めてこのころに全部学んだ。このときに経験したことがなかったら、今までバンドは続いてないと思う。

 

HDM:このとき出した1stはかなり売れたんよね?

SHO:結果、2万枚くらい売れたかな。でも最初はあまり実感なくて。このツアーの、たしか横浜BAY HALLでのライブが終わって宿舎に戻ったら、ヤマケンが帰り道で買った雑誌BURRN!に俺らが載ってて、そのときに少しづつまわりの環境が変わり始めているって実感がわいたのをおぼえてる。

 

HDM:メジャー入ったとき、何かをなしてやろうって思いはあったの?

SHO:あった。とにかく俺らは一番になりたかった。その思い描いている道筋のひとつをゲットできた喜びはあったかな。

EVENT INFORMATION

EDGE OF SPIRIT|2年の活動休止を経て復活するEOSのこれまでの軌跡

PDF SUMMER BASH FEST 2018

日程:2018年9月16日(日)
場所:心斎橋SUNHALL
時間:開場16時半 / 開演17時
料金:前売3000円(D代別) / 当日4000円(D代別)

出演:EDGE OF SPIRIT / SAND / EASY MONEY(USA) / T.J.MAXXX / SHE LUV IT / SCARFACE / PAYBACK BOYS / RAZING STAFF / CYCOSIS

EVENT INFORMATION

EDGE OF SPIRIT|2年の活動休止を経て復活するEOSのこれまでの軌跡

BLOODAXE FESTIVAL 2018

日程:2018年9月22日(土)
場所:川崎CLUB CITTA’
時間:開場11時 / 開演11時半
料金:前売6800円(D代別) / 当日7800円(D代別)

出演:TURNSTILE(USA) / ALL OUT WAR(USA) / LOYAL TO THE GRAVE / XIBALBA(USA) / NUMB / LIONHEART(USA) / SAND / EDGE OF SPIRIT / TRAIL OF LIES(USA) / BLINDSIDE / EASY MONEY(USA) / SECONDLOW / MIRRORS / HORSEHEAD NEBULA / UNIVERSE LAST A WARD

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