RED SPIDER|HARDEST MAGAZINE 2014年7月発刊号掲載

RED SPIDER|HARDEST MAGAZINE 2014年7月発刊号掲載

interview by KYOJU photo by JUNYA S-STEADY

 

HDM:シンガーはなんかちゃんとしてそうなイメージありますがどうでしょう?

JUNIOR:とりあえずLUKIEDは超こだわる。10時間くらい録音かかった。自分のやり方をコンビ相手のDENYQUEにもやらせるから凄い大変そうやった。途中でめんどなって俺ケンタッキー買いに行って外で食べてたらみんなにめちゃ怒られた(笑)。あとETANAは収録する気なかったんやけど、オケ気に入ってくれてデモ音源を送り返してくるのが間違いなくて、当初の予定曲数より1曲増やして収録した。

 

HDM:”Generation Shock”で使用されてたリズムに、今回ジャマイカ人のせてる曲が数曲ありますよね?

JUNIOR:BES&KIRAにLUKIED&DENYQUE、隼QにTARRUS RILEYのせてる。あとはHISATOMI『問題ない』からの流れのKENTYGROSS、MUNEHIRO、MINMIと同トラリリースで今回BEENIMANが締めってのもある。あとBUSYのオケはBESが気に入って自分のアルバムにも入れたのと、MINMIも次のアルバムに入れるんかな?あとNG HEAD、KENTY GROSSもかいてるし、勝手にセグとして広がっていってる。

 

HDM:同トラセグメントはレゲエの醍醐味ですよね。あとはWARD21っていうハーコー代表なアーティストも上手くRICHIELOOPSと絡ませてのせてますよね。

JUNIOR:そう。俺はほんまにWARD21は上手いと思ってるけど、ハード過ぎて日本でウケがそんな良くないのがもったいなくて。少しでも多くの人にわかってもらいたくて、あえて少し聴きやすいキャチーなオケでやってもらった。

 

HDM:なるほどです。話は変わって、こういった曲たちを引っさげての9月27日の『緊急事態』ですが、ワンサウンドで2万人って前代未聞の境地ですよね!

JUNIOR:そもそも2万人入んのか?って感じやけどな(笑)。まぁ言うんは勝手やからそりゃそれだけ入ったら嬉しいんやけど、とりあえずスパイダー好きだけきたらええかな。でも、もし2万人いったとしたらシーン変わるやろうな。サウンドの立ち位置ってものが上がると思う。世間から見たら人前で曲かけるのって「DJ」ってくくりやん。それを世の中に「サウンドマン」っておるって示せる。TOP40しかかけへんようなおもんないDJとかいっぱいおるし、それよりもまだまだ俺らなんか地位も知名度も下やけど、絶対おもろいことやってるって自信あるから、何か変えたいよな。あとは昔アーティストとツアーまわっても歌い手メインで、いつもサウンドはサブみたいな立ち位置なことが多くて、それも絶対覆したくて頑張ってきた。最近ではだいぶ対等になってきてるんちゃうかなと思う。

 

HDM:うん、たしかに自分もそう感じます。

JUNIOR:ぜんぜん話し変わるけど、最近ハタチくらいのサウンドマンとか何考えてんのかな?ってめっちゃ気になる。喋りたいけど機会ないねんな。話したいわぁ(笑)。俺だけじゃなくて20年選手のサウンドマンとかけっこうそう思ってると思うねんけどな。先輩でウザいかもしれんけど、こうやったらええでとか教えられる部分は教えてあげたいし。俺らのときはそんなのなかったから。特にジョグってるんやったらこの曲なかったらあかんやろとかあるし、もし1曲づつかけたいんやったらおもろいアーギュメントいるやろうし、そういうのちゃんとやらなあかんていうのは伝えたい。けっきょくできてないサウンドはほとんど消えていってるし。サウンドマンはもっとレゲエの勉強せなあかんよ。今でもかかるような70、80、90年代、そして2000年初頭の曲は時代関係なくほんまにええし、おそらく一生残っていくんやろうと思うから絶対知っとかなあかん。もちろん俺も今でも知らん曲いっぱいあるから常に勉強してる。まぁとにかくそうやっていろいろ力つけたサウンドがもっと下の世代に出てきて、正味俺が2万人とかやらんでも次の世代で誰かやってもええし。もちろんアーティストあってのサウンドやけど、アーティストに負けんとサウンド自体が底上げされたら嬉しい。この前のRISKYDICEのワンマンもけっこう盛り上がって成功してたやん。もっとあんなサウンド出て来てほしい。

 

HDM:そういった意味で、まだサウンドとして誰も到達してない域にチャレンジし続けてこられてるっていうのは実際どういった感覚なんでしょうか?比べる対象もいないんでお聞きしたいですね。

JUNIOR:うーん…正直いつまでできるんかな?って感じ。もしかしたらこれで終わるかもしれへんし。実際、俺はこけたらやめよう思っていつもやってきてる。今のレゲエシーン、サウンドの限界がココやっていうリミットを計ってる感じは常あるかな。実は正直一発目BAYSIDEJennyで(緊急事態)やったときもあんな人来ると思ってへんかった。そっからどんどん増えていって、自分のSNSやブログとかフライヤー撒きとか、無理なくできることだけでどんだけいけんねんってのも試したい。やっぱりアメ村で育ってきたし、例えFREEDOMみたいな大きなイベントに出ても、そこからここにどれだけ連れてこれるかってつもりで出てる。でもテレビに出たいとは思ってない。俺が出てもなんか違うやろ(笑)?べつに出てる人を否定してる訳じゃなくて、俺はいいかなって思ってる。

 

HDM:RED SPIDERはカエルスタジオも含めすごくストリートを中心としたチームワークがバッチリできてると思うんですがいかがでしょう?

JUNIOR:イベントやるにも、曲作るにも、とにかくチームワーク。よくストリートやから1人でやらなあかんとか、何かに頼ったらあかんとか、そんなん言うヤツおるけど、アホちゃうって思う。1人で全部できるヤツなんておらんから。結果良いのができたらOKやと俺は思うし。ジャマイカだってBEENIE MANも曲書かせてるし。俺だってワンマン言うて1人で大舞台たってるけど、実際何人のスタッフに支えられてんねんって話やし。そのへん俺は恵まれてるなって思う。

 

HDM:そういったことをJUNIORくんから伝わると、シーンも良い意味で変わっていくと思います。ちなみに緊急事態が終わったら、とりあえずしたい事ってありますか?

JUNIOR:え?とりあえずYOKO-P連れて韓国の○○行く(笑)。

RELEASE INFORMATION

RED SPIDER|HARDEST MAGAZINE 2014年7月発刊号掲載

RED SPIDER / BYE BYE BADMIND
UNIVERSAL MUSIC
UPCH-1985
2600円(税別)
2014年7月16日発売

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