LAST ONE STANDINGの終焉 そしてNODAYSOFFの始動

LAST ONE STANDINGの終焉 そしてNODAYSOFFの始動

interview by MIZUTAMAXX from EX-C / THE HAWKS

 

NODAYSOFFの楽曲やメンバーの音楽的背景について

 

HDM:早くも新曲が楽しみなんですが、純度の高いメタリックなオールドスクールハードコアをプレイしてるけど、今後、音楽的に違う要素を取り入れたりとかはないの?

スワ:今回のアルバムの5曲目みたいなメロディックハードコアをとかはこれからもあるかもですが、そんなに変化はしないすね。わかりやすいのが良いです。軽いけど重くて、速くて、ほんでゴーンと落としてモッシュパートみたいな。速いのって自分がやっててガーってあがりますし、一番好き。そこはやっぱり譲られへんなってのは、ずっとありますね。

 

HDM:じゃあLOSでやってた、いわゆるユースクルー的な楽曲をNODAYSOFFのフィルターを通してとか?

スワ:はい、ありえるっすね。たまにそういうフレーズが頭の中で流れたときに、「これ今やったらどうなるんかな」ってなる。今のメタリックなオールドスクールとか、メタリックなユースクルーとか、あんまりそんなん聴いたことないしおもしろいかなって。「X」は書けへんけどな(笑)。

 

HDM:うまくハマれば良さそうやん。楽しみ!

スワ:もう、ピュアなユースクルーはやれないすけどね。

エロリン:ですね。一時期の○○○○○○○○○○○○○○○○みたいな…メタリックな感じも。

一同:ああ、うんうん。

スワ:でも○○○○○○○○○○○○○○○は正直、もうぼちぼち真剣にパクらなあかんなって思ってます(笑)。

一同:(笑)。

スワ:一昨日くらいから通勤中に聴いてます(笑)。

 

HDM:シュンスケは最年少?

シュンスケ:はい。

 

HDM:NODAYSOFFのルーツのバンドとかって、もうリアルタイムじゃないよね?

シュンスケ:そうですね。けど、僕自身もそういうの好きで、昔のとか聴いてたのもあるんですけど、メンバーみんながめちゃくちゃくわしすぎて…いつも教えてもろてます。

 

HDM:影響は大きいと。

シュンスケ:そうですね。それで、さっきのスワちゃんが言ってた、バーっと走って気持ちいい感じでゴンて落とす、のを演り続けると、同じよう曲ばっかりになりそうで、それを僕なりの違う(世代の)アプローチも加えつつ、色を変えていけたらいいなって思ってます。

エロリン:僕もスワさんの言うバンドとかはリアルタイムではないものも多いですよ。ハードコアに興味をもって意識的に聴きだしたのは90年代のもうほんとに終わりかけくらいだったんで。でもそこはシュンスケと共通の気持ちです。

 

HDM:なるほど。ところで…スワとバンドやっててストレスないの(笑)?

エロリン:ないです。

シュンスケ:意外と大丈夫ですよ(笑)。

 

HDM:ハルキ(シュンスケが過去に在籍していた京都ハードコアバンドNORDeのギター。現GANG UP AGAINST)にはあった?

シュンスケ:ハルキさんにも…ないです。

 

HDM:それはウソやから(笑)。

一同:(爆笑)

シュンスケ:あの時代はもう、完全な舎弟スタイルやったんで(笑)。けど、そういうのを経て、現在のバランスっていうか、いい意味で力の抜けた関係性っていうのは良いなと思います。

 

HDM:それは見て取れる。ライブとかでも出るもんな。そういやチューべーの話あんまり出てないなあ(笑)。NYHCっぽくないベースライン放り込んでくるよね?あいつ。

エロリン:そうすね。たしかにそうなんです。

 

HDM:それがけっこうハマってて、良いグルーヴが出てるもんな。あんなに弾けたんや?ってなったわ。

エロリン:あいつは上手いっすよ。

 

HDM:いつ開花したん?昔はもっとダメキャラちゃうかった?

シュンスケ:キャラはそうなんすけど、ベースは昔から上手かったイメージありますね。DESERVEのときから。で、J-POPのバンドとかもやってたりしたんで(笑)。音的には凄いしっかりしてますよ。

スワ:言うてもダメダメっすけどね、今も(笑)。

 

 

HDM:最近はキャラもスキンヘッズスタイルで開花してるやん(笑)。

エロリン:チューベーもカンベさんもそうなんすけど、メジャーなバンドくわしいっすよね。そこの素養みたいなんは、俺らのわからんところで、やしなわれてるんかなぁと。おさえるべきロックの名盤50選みたいなのって、俺らとかけっこうスルーしてるなって思いますし。

一同:うんうん。

エロリン:ハードコアの界隈って、そういう人も割といるのかなって思いますし。その中では割と聴いてるほうなんじゃないかなって。

シュンスケ:うん、くわしい。くわしいし、そのロックの王道のニュアンスでベースが入ってきたりするので、でもそれが凄いフィットしてるんで良いなぁと。

 

HDM:うん。ハマってるよね。そのうえでニューヨークハードコアの純度が下がってないのもおもしろいな。歌詞については?

スワ:昔の職場のときは、怒りの感情のほうが多かったんすけど、現在はそうではなくなって、基本的にはLOSの延長線上のものが多いですね。たぶん、僕の中のハードコアに対する考え方ってか、捉え方っていうのが、ずっと変わらへんのかなと思ってます。

RELEASE INFORMATION

LAST ONE STANDINGの終焉 そしてNODAYSOFFの始動

NODAYSOFF / OLD CITY BRAND
RADICAL EAST
RE-46
1800円(税別)
2018年4月25日発売

EVENT INFORMATION

LAST ONE STANDINGの終焉 そしてNODAYSOFFの始動

『OLD CITY BRAND』


日程:2018年12月8日(土)
場所:KYOTO GATTACA
時間:開場15時 / 開演15時半
料金:前売2000円(W1D) / 当日2500円(W1D)


BALLBUSTERS / CRANK / EDGE OF SPIRIT / EX-C / F.P / KiM / NUMB / TIGER / NODAYSOFF

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